アトピーについて(4)医者と患者の治ると言う認識のずれ
一部、過去に私が連載として書いた事に重複しますが、アトピーが治ると言う認識について医者と患者にはズレがあります。
医者側としては生活出来る状態を1日でも長く、維持する事が目的で、あわよくば、何もしないで生活が出来るようになればベスト。
患者からしたら、何もしなくてもよくて、医者の世話にならない生活を目的にしています。
つまり、医者は治る事よりまずは抑える。患者は本当の意味で治る事を望んでいる。
さて、問題は医者が言う、抑える事でも、永久に問題なく抑え続ける事が出来るのなら、患者としても構わないのですが、1番の問題は、今アトピーに使われている薬について、ずっと使い続けられないと言う事です。
ステロイドにしてもプロトピックにしても、使用限度があります。(一日の使用容量の限度)よって限度を超えないと抑え切れなくなった時に破綻します。
ステロイドにしてもプロトピックにしても、抑えていた分の反動があります。アトピーの人の中では大爆発と言う人もいます。
医者側はその限度を越える事は想定していない様です。
軟膏で抑えられなかったら、内服ステロイド、それでも駄目なら、ステロイド点滴入院。ここまで来ると、単なる皮膚病の範疇を越えてしまいまして、ステロイドの副作用がいろいろ出て来るでしょう。
さて最近ですが、ステロイドに代わる物で鳴り物入りで出て来たプロトピックで破綻するケースが出て来ている様です。
元々プロトピックはタクロリムスと言う薬でFK506の名で有名な臓器移植の拒絶反応を抑える為の免疫抑制剤です。多用については当初より発ガンのリスクが指摘されていたのですが、血中濃度的にかなり危険なレベルになっている人が多いそうです。つまり、ガンになるのは時間の問題、またはすでに小さいガンがあちこちに出来ては何とか免疫で対抗している、そういう事になります。
またまだ調べている所ですが、実はシクロスポリンまでアトピーに使用を始めたらしいです。
シクロスポリンも免疫抑制剤ですが、確か、プロトピックより強力ではないかと思います。
昔、重症化したアトピーに対して、シクロスポリンを使うと劇的に改善する話しは聞いた事がありまして、その時はまだアトピーに対してのシクロスポリンは保険適用が出来なかった為に実費で投与する形で数回のみ使用すると言う形だったと思います。
それがどうやら、アトピーに対して保険適用が認められたらしいと言う話しを聞いています。
とうとう、人間の免疫力を恒常的に下げる行為までする現状では、アトピーに対する医療の根本的な位置付けを考えるべきではないかと思います。つまり、アトピーは明らかに自己免疫疾患です。
難治性で患者も多数、そろそろ、難病指定にいかないまでも何らかの援助を国がしても良いのではないでしょうか?
このまま、免疫抑制剤を多用する治療をしていたら、皆ガンになります。
生きたい人にとってはアトピーはそこそこだけどガンなんてひどい話しです。
ただ、アトピーで自殺を考える人(私もそうですし)もいますし、内臓(私も今だに肝臓と腎臓が若干悪いまま)や骨がボロボロの人もいます。そういう人にとってはもしかしたら、望むべき事と考えている人もいるかも知れません。
ただ、ある病気を治す為には他の病気にして、そっちに後は任せてしまうと言う事は昔から避けるべき事として言われているのは確かです。
医療の縦割りの弊害かも知れませんが、アトピーは免疫に関係し、また内臓にも関係してきます。内科、皮膚科、胃腸科、精神科、それぞれの連携が必要なのは確かな事です。
相変わらずのモグラ叩き状態はなんとかして欲しいとは思っています。
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